ペトリコール - forget me not -

雨上がりの匂いと勿忘草

わたしたちはいつでもハッピーエンドを待ってるの

命って怖い。


いまお仕事で、あるストーリーの書籍化の案件を担当させてもらってます。

 
と、言っても、わたしはバナーやSNS配信、記事配信などでバックアップするのみですが。
 
 
そのストーリーは、三つ子を妊娠してハイリスク妊婦となった女性のお話し。
 
 
もちろんこのストーリー、前から読んでたんですけど
改めてじっくり読んで記事を書いていると、
思わず涙がでてしまいそうでした。
 
たぶん、ここ最近の結婚式ラッシュのせいかな。
 
 
私と仲良くしてくれてた、大事な大事な特別な友達。
中には、もうお母さんになってる人も居て。
 
子供苦手なわたしでも
思わず顔がほころんでしまうくらい、可愛くて、愛しい存在なんです。
 
 
結婚式で親に手紙を読む。
子供のころの家族写真を見る。
 
そうやって繋がれてきた家族を見てこのストーリーを読んだら、
もう本当に記事を書くのがつらくなってしまったくらい。
 
 
今日の22時から始まるドラマ『コウノドリ
これは、産婦人科を舞台に、妊娠・出産のリスクを描くドラマです。
 
タイムリーなので、これと併せて記事を書いたんです。
 
 
出演者も実力派揃い、
各会のゲストもとても豪華で、TBSさんめっちゃ力入れてると思う。
 
 
原作の試し読みができたので、
少しそれに目を通したら、もうアカンかった。
 
ここで読めるよ!http://morning.moae.jp/lineup/147
 
 
私が結婚願望無いのも、
これが怖いからかもしれん。
 
もちろんそれが全てじゃないけど。
 
 
昔みたいに好きな人と結婚して、とかは考えてないけど、
憎からず思ってる人と、一生一緒に生きるって決めた人との間に
子供ができるわけやん?
 
たぶん子供苦手なわたしでも感動するし、
母性本能がでると思うわけです。
 
 
お腹に居る子が、外に出たら生きられへん無脳症やったら?
 
特殊な症状で受け入れ態勢整ってへんくて命を諦めなアカンかったら?
 
耐えられへんよ。
 
それで生まれたとして、障害があったら?
 
私はその子を愛せるんやろうか。
 
 
 
怖い。
 
 
小学校の図書室に、「どんぐりの家」っていう本があった。
 
障碍者施設のお話し。
 
 
うちの近くに、そこそこ大きい障碍者施設があって、
職場体験でも行ったし、近くの農園(誰が田舎者や)で作業してたりするので、
わりと身近だったんですよ。
 
 
でも、やっぱ正直いやだなって思ってしまうんです。
 
いきなり奇声あげたり、服脱ぎだしたり、
ちょっと体や顔が変わっていたり。
 
真正面から笑顔では受け入れられないんです。
 
 
炎上するほど見られてないから書くけど、どこか怖いんですよね。
 
 
どんぐりの家は、障碍者の親をフォーカスしている本で、
なんかねぇ、何度も読んだ記憶があります。
 
 
そして健常者である自分に安堵を覚えた記憶も。
 
 
でもね、自分が親になるとして
子供は選べないでしょ?
同じように親も選べないけど。
 
 
健康で生まれてくれたらいい。
健康で生まれたって、病気や事故っていうリスクはあるけど。
 
 
でも障害を抱えて生まれてきたら
 
そもそも生まれてこれなかったら。
 
 
そんなことを考えると
余計に足がすくみます。
 
これね、ほんとに読んでほしい。心から。
 
書籍は24日発売。
 

f:id:satton004:20151016212831j:plain

 
 
5年後、10年後、わたしはまだ一人かもしれないし、
もしかしたら誰かと居るかもしれない。
 
 
でも間違いなく、五体満足で、健康に働くことができてる私は
光の世界しかしらないんだと思う。
 
 
その陰にかくれてるいろいろを
もと知らなきゃいけないって、心から思います。
 

 

thanks for comming! see you.