ペトリコール - forget me not -

雨上がりの匂いと勿忘草

わたしたちはいつでもハッピーエンドを待ってるの

生き急ぐ


髪を切りました。

切ってしまいました。
 
なんだかんだ少し伸びかけのショートヘアが
自分に1番しっくりくるのだけれども、
 
なんせくせっ毛。
だがしかしパーマはあたらない。
 
切ってくれてる友達の友達いわく
「くっそワガママな髪」らしいです。
 
しかしまたバッサリ切ったわけではないねんけど
襟足切って横も少し切ったらすごく短くなってしまった。
 
 
髪の毛を切りたい衝動に駆られるときは
なにか悩みがあるときです。
 
いや、邪魔臭いって思っても切るねんけど。
 
 
働き方の悩みもあるけど、
先日父が病院に運ばれてしまったらしく、
 
いろいろぼんやり考えてるわけでございます。
 
物理的でいいから頭を軽くしたかった。
 
 
まぁ帰ってこい的なことは言われてないので
たいしたことはないんだと思うのですが、
 
なんせ母が明らかに気弱になってるようだったので
(文面は相変わらず変換できてない呪文みたいな感じだったけど)
「お大事に」と「気弱になるなよ」的な返信をしたら
 
まぁすぐに父から返信がきたわけですよ。
 
わたしオカンに返信してんけど?って。
 
 
おそらく病院に行ってて母がそのメールを見せたんでしょうよ。
 
 
即レスするくらいうれしい文面ではないんですよ。
句読点だけの、なんならすごいあっさりメールなんです。
 
でも明らかに喜んでる姿が想像つくんですよね。
 
 
寂しい思いをさせてるんだなーと思いました。
 
いや、思ってはいるんですけど、
改めて思い知ったというか。
 
 
迷惑と負担と心配はめちゃくちゃかけて、
そのくせ全部事後報告(しかも聞かれないと答えない)。
 
 
 
素直に「ありがとう」とか「好き」とかが言えないのは
子供のころからなんですが
なんでこうなったかなぁ。
 
いい歳した親が照れたり嬉しがる姿を見るのが
恥ずかしかったのかなぁ。
 
 
父はもう63歳です。
 
まだまだ外で働いてます。
左官さんです。
 
70歳までは働く気でいるみたいだけど、
確かに私と兄の収入じゃ食べさせてあげられないんだけど。
 
 
初めて親が死ぬことをリアルに考えました。
 
いつまでも恥ずかしいからと意固地になっていたら
本当に親孝行したいときには親は無しということになるのでしょう。
 
 
手紙でも送らなきゃなぁ。
 
今日は少し早めに帰ろうと思っています。
最近(というか基本そうなんだけど)忙しかったから
お部屋も散らかってるし。
 
 
ご飯を食べることとか眠ることとかを
もっと上質にしたいと思いつつ
 
身体が求める最低限をこなしてる感じです。
 
 
年末年始、実家に帰る気なかったけど
少しは帰らないといけないな。
 
 
遅くに生まれてしまったから、
周りよりも少し生き急いで大人になろうとして
逆に寂しい思いをさせてしまっています。
 
お互いの思いやりが空回りしている
 
そんな不器用な家庭です。
 
 
いろいろ面倒な事情もあるから
心から家族を好きと言える自信はありませんが、
 
それでも、世間一般で見てとても苦労して
華やかなところのまるでなかった老夫婦を
 
少しくらいホッとさせなきゃなぁと思います。
 

 

thanks for comming! see you.