ペトリコール - forget me not -

雨上がりの匂いと勿忘草

わたしたちはいつでもハッピーエンドを待ってるの

みんなと違うものも欲しい

my majority

みんなと同じものが欲しい

だけど みんなと違うものも欲しい

 

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パリグラフィック。

アートになった街角のポスター達は

これからも人の心を彩っていくのでしょう。

 

 

気が付けば12月。

2017年終わるじゃないですか。

 

振り返ってみると

特に大きな変化は何もない1年だったけど

よく遊んだ1年だったなあと。

 

大好きなロックフェスに何度も行ったし

コーヒー巡りもちらほらできたし

誕生日は色んな人に会えて、わたしのために色々やってくれたりしたし

 

嬉しい楽しい1年だった。

 

 

本が読めない1年だったから

きっと自分にあまり余裕がないのだけれど

 

波があるものだから、自然に任せるしかないし。

 

そういえば大好きなバンドが解散した年で、

2018年にはチャットモンチーも解散らしい。

 

チャットモンチーを聴くようになったのは

なぜか社会人になってからなのだけれども

 

映画を観てから好きになったなあ。

今回のmajority bluesはアズミハルコの主題歌で、常日頃心で思っていることを言語化することの難しさに悶えている身からすると、ここまでシンプルな言葉で自分の無い物ねだりを表現されると、もう脱帽しかないなーと思うわけです。

 

確立した自分なんてものは無くて

いつもいつも身近な人を羨ましがって

真似して近づきたくて迷子になっていく

 

そうやって生きてきた28年間だった。

 

きっとそれはこれからもそうで

それが間違ってるなんて思わないけど

 

でも迷子にならない一本道も

歩んでみたいなあと思う今日この頃だったりもするのです。

 

2017年の残りでやりたいことは断捨離。

 

重たくなってきた気がするから

大事にしてた本も、着なくなった服も

色々、諸々、断捨離しようと思います。

 

 

一時期「保有すること」に固執してたことがあって、まあそれは今でもあるのだけれど

 

本棚を見れば私という人間が分かるように

聴いてきた音楽を見れば私の思考が分かるように

 

とにかく色んなものを持ちたかったことがある。

 

石田衣良山田詠美

道尾秀介伊坂幸太郎はコンプリートして本棚の目立つ場所に置いた。

 

ミスチルバンプのCDは全部買ってたし

好きな画集や雑誌は開かずとも手元に置いた。

 

そうやって自分の一部になってきたカルチャーを、自分の手の届く場所に置いておきたくて。

 

そうしないと見失いそうな

弱いアイデンティティーを守りたくて。

 

 

でも、それを手放そうと思っている。

 

 

なにか変わったわけではなくて

趣味思考が少し変化したのはあるけれども

別に私の中で細胞分裂が起きてるわけではなくて

 

 

細胞分裂を起こしたい

 

なのかもしれないな。

 

 

みんなと違うものもが欲しい。

 

でもそれって

みんなと同じものを持っているから思えるんだと思うわけです。

 

みんなと同じものを持って

安心して満足したら

 

何か他のものが欲しくなるんだと思う。

 

 

欲しいもの

いらないもの

持っているもの

持ちたいもの

持ち続けたいもの

 

答えが出るのはいつのことやら。

そもそも答えはあるのか無いのか。

出したところで再会も不正解もないのだろう。

 

そういう不毛な禅問答が

わたしはとっても大好きなわけです。

 

 

thanks for comming! see you.