ペトリコール - forget me not -

雨上がりの匂いと勿忘草

わたしたちはいつでもハッピーエンドを待ってるの

ちよっといたい もっといたい ずっといたいのにな

FM802の新生活が始まる春に向けて

ラジオを通し人と人、人とラジオのつながりを深めようというアクセスキャンペーン。

 

2006年からやっているこのキャンペーンには

キャンペーンソングというのものがある。

 

スガシカオとかくるりの岸田さんとか

まあとにかく豪華な方が参加してるのだけど

2014年に桜井さんがプロデュースした春の歌でこのキャンペーンを知りまして、2018年は尾崎世界観がプロデュースしております。

 

タイトルは栞。

文筆業でも活躍している尾崎さんらしいタイトル。

 

sumikaの片岡さんとか、unison square gardenの斉藤さんとか、フォーリミのげんちゃんとか、あいみょんとか、もうとにかく最近の邦ロック好き勢にはたまらんラインナップなのだけど、ほんとに詩的な曲なんですわ。

 

 

ちょっといたい

もっといたい

ずっといたいのにな

 

どんどん欲望が大きくなっていく

生々しさがこんなにシンプルに表現される。

 

シンプルに端的に、っていうのは

ものすごく難しいことだと思っていて

 

伝えたいからこそ色々情報をくっつけてしまうわけで、それをきちんと推敲して伝えるっていうことは、プロの仕事だよなと思うわけです。

 

春とか桜の曲って

前向きか切ないかのどっちかが多いと思うんですよ。

 

桜は咲くか散るかの歌が多いかな。

栞も桜散るって歌詞なんだけど、曲はアップテンポで力強さがあるから、不思議と切ないというわけでもない。

 

いや、多分に切なく感じるところもあるけど

それ以上に

負け惜しみとか離れ難さとか

そういう感情のほうを強く感じるわけです。

 

 

ちょっといたい

もっといたい

ずっといたいのにな

 

っていうワガママな心模様がまさにそれ。

 

尾崎世界観作詞・作曲FM802「栞」MV フルver.(FM802 × TSUTAYA ACCESS! キャンペーンソング) - YouTube

 

強がりとか素直じゃないとか

でも垣間見える可愛さとか潔さが

春独特の別れをうまく表現してるよなあ、なんて

 

思ったりするわけです。

 

 

作家さんが作詞をすることも

歌手が文筆業をすることも

多くは無くとも珍しいことでもなくて

 

某映画監督が作詞した曲は

いろんな人に歌い継がれる名曲になったし

 

表現することができるひとは

どんな形であれ非凡な作品になるんだろうな。

 

 

さて、GWだらだら遊び呆けて

GWあけの悪天候で体調崩して

まるっと2日間寝込んでしまって

まだ本調子じゃないのですが

 

いつまでもこのままでいるわけにもいかないし

気分変えていかなきゃなあ。

 

 

thanks for comming! see you.