いきなりだが最近小説を読んでいない。
アガサクリスティーの「ポケットにライ麦を」を購入し半分くらいまで読んでいる程度で、どういうことかというとつまらんのだ。
語弊があるので言い直すと、
つまらんのは小説ではなく私自身で、小説は安定して面白い。アガサさんのミステリーは最高。
なんで小説を読んでいないかって、
まあ最近好みの小説にぶち当たることがなかったことと、気が触れたのか実用書とかを読もうと心がけていたからである。
インプットの少ない私の数少ないインプットの源は小説で、それだけじゃなく文章の書き方とかなんとなくの「てにをは」とか、自分以外の誰かの人生とか生き方とか、まあとにかく色んな勉強をさせてもらっているわけだ。
実用書だって面白いものは面白い。
メモしとこうと思ったものも多いし、なるほどなと思うものも多い。
それを活かせずにつまらないとしてしまうのはおこがましいと思うのだけれども、つまらん。
話題になってた「君たちはどう生きるか」にしても、なんでそんな売れたのか分からなかった。てか結局あんなに活字多いなら活字のほう買えばよかったわ。
いや名著といわれるにはそれだけの理由があるわけで、わたしみたいな小娘には早かっただけなのだけれども。あと昔の本は言葉遣いとかむつかしくて読めないから漫画に逃げたのも私なのだけど。
文章を読む機会というものがめっきり減った。
実用書も文章だけど、あれは文章というよりは単語と単語を接続詞でつないでいるだけのように見えてしまうわけだ。
小説ともなれば感嘆詞やら比喩やらなんやらが盛りだくさんで、その巧妙さに感動したり共感したりする楽しさがあるわけで。
なんでいきなりこんなものを書いているかというと、たまたま某ブログを読んだからである。
その人は普段は音楽ライターをやっていて、その文章というのも、ほかのメディアだと炎上する(実際してたと思うけど)ような内容で、それが唯一無二でもあるのだけど、まあなかなか面白いわけです。
その人が別でやってる個人的なブログ。
たまに覗いてるのだけど、
短いのに面白かったんだよな。
わたしもこんな文章が書きたいと思うのだよ。
ちなみにこの人の他に
某アーティストさんのブログ2つもお気に入り。
このひとたちの文章を読むと私も何か書きたくなる。
私もこんなの書きたい!ってなる。
人を動かす文章を書くことが
私の理想だったなあと思い出させてくれる。
そんな文章書けたことはないけれども。
心でも体でも少しは揺らせたかな、くらいか。
面白い人になりたいと常日頃思う。
場の空気を読む力はもちろん
面白いことを話すには雑学だって瞬発力だって語彙力だっている。
つまり面白い人は頭の良い人だと思うから。
まあ天然でなんか面白いなって人もいるけど。
とにかくなんか書きたいと思って
勢いで電車で書き始めたら目的地についてしまった。
コーヒー屋さんが閉まるギリギリ。急がねば。