改札はよそよそしい顔で
朝帰りを責められた気がした
私はゆうべの服のままで
浮かれたワンピースがまぶしい
まだあなたが残ってる
からだの奥に残ってる
ここもここもどこもかしこも あなただらけ
でも 忙しい朝が連れて行っちゃうの
これでスクショしてた残したい諸々は終わり。
ワンピース、持ってないなあ。持ってるけど着てないなあ。好きじゃないんだろうな。
秋はどんな服が着たいかなぁ、と考えて、とりあえず雑誌が秋色になってから考えるかと思いつつ、トレンチコートは新調した。
持っているやつは3年前のもので、やはり形が少し古くなっているようで、最近好きなAMERI で買ってみた。届くのも、着れるのもまだ先だけど。
忙しい朝は悲しくなった。
でも忙しい朝が多かったなあ。
寝つきも目覚めもいい彼は、いつも早く起きて準備して、時間があれば朝ごはんをつくってくれる。
私は目は覚めているけど、動いてる彼をベッドの中でぼんやり眺めて、出る時間に支障がない程度の時間までダラダラしてた。
忙しくない朝は2度ほどあったけど、記憶に残ってるのは初めて迎えた朝だ。そして多分、その日にはもう気持ちが動いていたと思う。
4月とはいえポカポカ陽気で、飲んで騒いできっと汗ばんでいたのに、家について、そのあとどうやって服を脱いだか覚えていない。
イヤリングもネックレスも時計も外して、でもそれも覚えていなくて、きちんと覚えているのは朝が来て目が覚めてから。
一緒にお風呂に入って、うとうとして眠って、どちらからともなくまた抱き合って、昼を過ぎてやっと服を着た。
時間が無いから簡単なもの、と言いつつ作ってくれたポテトサラダは、多分わたしの人生で1番美味しいポテトサラダで、悲しいことにきっとそれはしばらく更新されなさそうだ。
忙しくない朝が好きなのは、朝した記憶が鮮明だからなんだろう。お互いに余裕のある、ちょっとイタズラ心をはらんだ情事は、楽しくて大人。
ここもどこもあなただらけ
ここもどこもあたしだらけ
だからわたしはいつだってあの日の昨日を生きてたい。
フェスに行ってから大量の汗と一緒に心のモヤモヤも少しは流れてくれたらしい。少しスッキリ。だからノルマをこなすように書き殴った。わたしの記録。きっと何年か後に見返して、こんなこともあったね、と自分を眺めるんだろう。