思い出とかも Tシャツとかも 灰皿とかも
綺麗にしてさ
少しだけでも 忘れてみたい
預金残高 と 君のこと
だんだんなんでも慣れていく
僕たちの簡単な孤独
うっかりしていたら12月も後半になってしまった。忙しいかったか?と問われるとそんなことはなくて、ただ心がガス欠している毎日だったので、シャツ1枚で過ごしてた時期からトレンチコートの季節になって、ダウンコートの今に至るわけでございます。
その間にあったことといえば
29歳になって
ワインとかチョコレートとかコスメとか貰って、人生でやっと初めてディズニーに行って、だから友達とちらほら会う予定がたくさんあった、そんな感じでした。
ブレーカーが落ちるかのように冴えない日々が多くなっているのは、私の部屋が散らかっていることが大きな理由。そして片付ける時間があまり無いこと。違うな、片付ける気力すら無い。でも片付ければ物理的にも精神的にも風通しが良くなることを、これまでの人生経験で知っている。はずなのに。
2018年がもうすぐ終わる。
人生を線で見たときに、その線を繋ぐ点のひとつになるであろう1年だったな、と思う。
別段変化があったわけではないけれど、なんだかとても良い意味で人に振り回された1年だったからだ。ほんとうに良い意味で。どんどん頑固に、どんどんマイペースに、どんどん気分屋に拍車がかかる自分。振り回されてよかった。
28歳と29歳の境目が分からないまま、きっと2018年と2019年の境目も曖昧なまま新年を迎えるのだろう。
やり残していることは髪を切ること。
それでなにか変わることはないだろうけど。
忘れたい君は特にいなくなった。
預金残高のことはいつだって忘れたい。
慣れていく、僕たちの簡単な孤独。
わたしの孤独もとても簡単だ。
お酒や映画で誤魔化せる程度の。
孤独を難解だとか簡単だとか、そんなふうに言えるようになるにはどうしたらいいんだろう。孤独は孤独という現象の名詞であって、そこには大小も優劣も何もないはずなのに、たしかに種類は色々あって、面倒だったり難解だったりするよなあ、なんて思う、まだ少し暖かい冬。