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ペトリコール - forget me not -

雨上がりの匂いと勿忘草

わたしたちはいつでもハッピーエンドを待ってるの

恋人たち

 
最近読書や映画が随分と疎かだ。
 
さすがにこのままではイカンということで
先日仕事終わりに駆け込みレイトショーしてきました。
場所は大好きなテアトル新宿
 
 
前日たまたまTwitterで阿部公太郎さんのツイートを見て
以前のコピーライター講座以来ファンなんですが、
 
クリープの尾崎さんが絶賛しているコメントの画像と共に
とてもよかったとつぶやいていたから
雨の中新宿まで行きましたよ。
 
いや、近いんですが。
 
 
会員は火曜も金曜も安いし1,000円券もあるので
お財布が落ち着いたら(いや落ち着く日なんて来なさそうだけど)
年会費分通い詰めてやりますよ。
 
さて本題。
 
観た映画は「恋人たち」
 

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横向きかいなってね

 
いろんな形の恋人たちの色んな想いが描かれています。
 
 
これね、役者さんが全員うまい。
どのシーンも全然目が離せない。
 
キャストもわりかし豪華なんだよな。
話題作にちょこちょこ出ては強いインパクトを残す安藤玉恵さんとか、
わりといい加減でクソ野郎を演じることの多い光石研さんとか、
木野花さんとか出てて。リリーフランキーも出てるし。
 
印象に残ったシーンは2つ。
 
 
 
メインの主人公である男性が
ぶつぶつ独り言を呟きながら帰路へつくシーン。
 
 
女性2人とすれ違ったときに、
「怖い」「なにあれ」って言われてしまうんですね。
 
そのときにその男性が
「お前らになにが分かるんだ」
「同じ立場になってみろよ」
って、ものに当たり散らすんです。
 
 
もうね、もう見てられないくらいに分かるんだよなぁ。
 
 
同じ立場にならないと
理解はもとより共感も難しいということを
痛いくらいに味わってきた、私みたいな小娘でさえ。
 
 
そのときのいい得ることのできない黒い感情が
悲しいくらいありのまま表現されている感じでした。
 
 
 
もうひとつは後半。
同性愛者で完璧主義者、少し空気の読めないエリート弁護士。
 
 
ずっと想いを隠してきた
大学時代の友達と電話をしていて、ちょっとした誤解から縁が切れてしまうんですね。
 
 
電話が切れた後に
何年も何年も抱えてきた想いを伝えるんです。
 
電話口の向こうには誰も居ないのに。
 
 
そのシーンがさ、
すごく切なくて。
 
 
彼が唯一人間らしく見えたシーンでした。
四ノ宮って役名だったと思うけど、
あの役者さんすごい。
 
 
 
電話が切れた後
やっと言える想いって、なんかね、知ってるなって。
 
 
 
テアトル新宿は地下にあるので
階段を降りてチケットカウンターに行くのですが、
壁にはたくさんの著名人のコメントが。
 
 
まぁもう社会人なので、
ああいったところにわざわざ批判文を載せる方はいないにせよ、
 
もうそうそうたるアーティストの方々のコメントでびっしりで。
 
 
これ仕掛けた人すごいなって思いました。
 
 
 
無性に誰かに優しくしたくなった
無性に誰かを許したくなった
やっぱり人を愛してみようと思った
 
そうコメントしていて。
 
あぁ、本当にその通りやなって。
 

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明るい映画ではないけれど、
最後の空の青さが
それを見て少し目を細める主人公が
 
とてもとても眩しい作品でした。
 
 
はー、映画最高。
 

 

thanks for comming! see you.