やりかけのデスクワークは置いといて
会いに行くよ
リスケばかりで
フェルメール展はもう中吊りが外れてた
会いたいなんて言わないから
会えないなんて言わないで
シティーポップはどんなときでも軽快。
約束があるわけじゃないのに
会えないということが事前に分かるだけで
気分がグッと落ち込んでしまう。
恋愛が全く分からないと開き直って
結構な時間が経つ。
30,40歳なったら、ふらふら若い男の子と遊んでるかもねー!なんて冗談交じりで友人に言ったら、なんだかびっくりするくらい自分にストンと落ちてきた。
多分わたしはそういう生き方をするだろうな。
何を思って過去に恋人同士という関係をつくってきたんだろう。
恋人ってなんなんですかね。
法的な拘束力なんてないし、義務も責任もないよね、倫理的な問題でしょうか。
会いたいと思う人が居たとして、
会いたいと言ったことはないなぁ。
言えない性格、ビビり怖がり強がり気分屋。
顔が好きで 服が好きで 声が好きだ。
「愛して欲しい」とは思わないけど
「愛しいな」とは思って欲しい。
なにが違うんだろう。
彼女になりたいのかは分からないけれど
彼女ができて会えなくなるのは嫌だなと思う。
彼女にはなれないな、と思うけれど
彼女作って欲しくないな、とも思う。
仕事帰りにスーパーに寄って
あーだこーだ言いながら食材を買って
荷物を押し付け合いながら帰路につく。
わたしはそんな時間が好きだ。
どこに行くでも何をするでもなく
一緒に過ごす日常が好きだ。
家に帰って好きな番組を見ながらご飯を食べて
汗を流して眠りにつく。
眠い眠いと文句をたれながら
蒸し暑い春の装いに着替えたら
たまたま似たようなコーディネートになって
憎まれ口を叩きながら駅まで歩いて
朝の通勤ラッシュに乗り込む。
行ってらっしゃい、と各々の仕事に向かう。
幸せな1日だったな、と思う。
欲張ってしまいたいと思うくらいに。
会いたいなんて言わないから
会えないなんて言わないで