ペトリコール - forget me not -

雨上がりの匂いと勿忘草

わたしたちはいつでもハッピーエンドを待ってるの

ごらんよ この白い朝

アイスコーヒーと空

ガリガリ君と空

共通ワードは「暑い」ただそれだけ。

 

白い空はすでに消えて、もう青しかないような空だったけれど。

 

いつか誰かが言っていた

同じものを同じように感じられるって幸せだ、と。これはそれに近い、ただの偶然。

 

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今更ながらサプリという漫画を読んだ。28歳でこの漫画を読んで良かった。子供でもない大人でもない、今の自分で読んで良かった。

 

仕事をしている女に、時々男は必要だということ、それがどんな関係であれ、そのことを肯定してくれている作品に出会えてよかった。

溺れて藁をつかみたい時、うまく息が吸えなくて深呼吸したい時。藁にも酸素にもなってくれる都合の良い男が必要なことは時々ある。

でもきっとそれはお互い様なんだよな。

 

その必要がお互いに時々じゃなくなったとき、そしてそのタイミングが同時だったときに起こる化学反応に名前があるとしたら、それが世間では愛とか恋とか呼ばれてるやつなんじゃないかな、と思う。

 

 

いつかの夜、頭の中でずっとMr.ChildrenのDrawingが流れていた。

 

この素晴らしい 煩わしい 気持ちを

真空パックしておけないもんかなぁ

 

もう15年程前に出会ったこの曲は、私の人生を決めた1曲でもあった。

 

私に時々つかめる藁があるとき、大体なにかしらの音楽が頭に鳴っている。他愛もない会話の中にあった音楽であったり、自分の心が共感した音楽であったり、たまに願望だったり。

音楽が鳴らなかった人も居るけれど、今思えばそれはあんまり心が動いてなかったのかな、とも思う。まあそれは色々だから置いておこう。 

 

 

真空パックしたい夜だったんだろう。

髪の毛と身体から同じ香りがする、そしてその香りがより強く匂い立つその距離を、その香りを。藁を掴むはずが危うく溺れてしまいそうになる矛盾、そんな夜。

同時にキイチビール&ザ・ホーリーティッツのたまらない夜も鳴ってたな。

 

形容詞を無難なものに変えて、溺れないように息をする。それはそれで難しいのだけれども。

 

サマーヌードでも聴くか。

時が溶けてゆく真夏の夜

夜風は冬からの贈り物

こんな洒落た歌詞、よく書けるよなあ。

 

thanks for comming! see you.