数学万年赤点の私としては、そもそも因数分解ってなんやっけ?ってレベルなので、Wikipediaさんに説明してもらいます。
因数分解の目的は普通、なんらかのものを「基本的な構成要素」に帰着させることである
なんで大人ってこんな小難しく理解させようとするんですかね。
例えば「15」という数を因数分解させると、「3✖️5」になりますよってことなんですけど、大人になってやっときちんと理解できた気がしますわ。ごめんよお世話になった先生たち。
なんで因数分解の話かというと、毎月読んでるファッジに、詩人の最果タヒさんの連載が掲載されていて、それが「好きの因数分解」ってタイトルなんですね。
タイムリーなことに、今年に入ってコンサル業界で働いてる友人から「恋愛も仕事に関しても、因数分解していくことが大事」と言われ、「おお成る程」となっていたのですが、まあわたしは怠惰な人間なので、なかなか自分を因数分解できないまま夏を終えようとしているわけですが。
最近の好きは「服」だ。
なんで?ってなるやん?そもそもセンスも無いしオシャレなんて程遠い人間だし、服買う前に痩せて高い美容液でも買えよって話なんだけど。
夏が始まる前からずっと探してた理想の白のパンツを、やっと探し当てて買うことができた。
この夏3つ買ったから、もうサングラスはやめて秋に向けて眼鏡を買おうと思ってたのについサングラスも買ってしまった。
たまたまお店のSNSにそのパンツとサングラスが載っていたので、これです。
どうしてこの歳になってお洋服を好きになったのか。それが自分でも気になって、因数分解を始めてみようと思ったわけです。
そもそもの始まりは、やっぱり人の影響。
その人自身のファッションもとても好きだし、
その人に可愛いと思われたい、とか
その人はこんなファッション好きかなあ、とか
まあ結局人を動かすのは下心なわけです。
それで雑誌を買って目を通している内に、今まであまりしたことの無い着こなし方をするようになったりした。
そしてそれは私をとてつもなくご機嫌にする。
好きな服を着ると、遠回りして帰りたくなる。新しい服を買うと、明日がとても楽しみになる。
それってとても素敵なことだと思うのよ。
昨日とあまり変化の無い今日を、繰り返して繰り返して、そして過ぎていく日々が、少し変わる。
好きな人に好かれている自分が好き
だからわたしの学生時代は基本的に恋愛をしていることが多かった。自分を好きでいるために誰かを好きで居た、と言っても、多分そこまで過言では無い。
そこに戻ってきた感じ。
街中で見かける「あの人好きだなぁ」という人に「あの人好きだなぁ」と思われたい。
わたしの小さな意思表示なのだ。
わたしはこんな服が好きです!こんな服がわたしをご機嫌にします!そして、こういう服を可愛いと思ってくれるような人が好きです!
そういう意思表示。
服に対する因数分解は
好きになってほしい
ご機嫌でいたい
好きになりたい
大きくわけてこの3つ。
その為にわたしは、働いて、外に出て、また働くのだ。