ペトリコール - forget me not -

雨上がりの匂いと勿忘草

わたしたちはいつでもハッピーエンドを待ってるの

ROAPLAND MUSIC

生まれ持ったこの性

調子っぱずれなこのうた

君が笑ってくれるなら

どんなに どんなに 素晴らしいんだろう

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愛着のかけらも無い街に住んで4年が経つ。引っ越ししたい気持ちはあるけど、主に経済的に難しく、仕方なく住み続けている川沿いの街。

 

ライブハウスでバッタリ会ったご縁で仕事をくれた人が、今では飲み友達なのだけど、専ら音楽の話しかしない。綱島に住んでます、と話すと、とあるアーティストが綱島宅録音楽をやっていて、街の名前そのままのアルバムが名盤だと教えてくれた。

 

そのアルバムが発売されたのは1999年。20年前。私がまだランドセルを背負って、本ばかり読んでいる可愛げのない小学生をやっている頃に世に出たものだ。

 

今聴いても全く古くなくてびっくりする。

 

エモ系とでもいうんだろうか、ゆるくて言葉がシンプルで素直で飾り気がなくて、お酒飲んだ後のしじみ汁みたいな感じで染みてくる。

 

ロープランドミュージック(綱島音楽)、って名前からして飾り気のない音楽が宅録と聞いてびっくりする。今でこそ珍しくないけど、20年前でこのレベルの録音ができるんだなぁ、と。

 

おかげで家にいるときや駅からの帰り道はいつもこのアルバムを聴いている。

 

それだけの話。

 

わたしを潰して舐めて

運命の誰か わたしを掬って食べて

誰でもいいよ わたしを潰して舐めて

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暖かくなって来た。ようやく春めいてきたけれど、相変わらずふらふらしている。寒さが緩んだおかけで、また酒癖が悪くなった。寒いと早々に電車に乗って帰りたくなるのだけど、寒くないとなんだか帰るのが勿体無くて。  

 

自宅で仕事ができるから、化粧をしない日の方が多い。だからたまに化粧をして服を選んで靴をきちんと履いた日は、1秒でも長く外にいたかったりする。

 

特にちょっと洒落込んで飲んだ日は、帰るのが本当に勿体なくて、遠回りをしたり、遅くからでも捕まりそうな友人に連絡してみたりする。

 

そんなときによく口ずさむのが表題の歌。誰か拾ってくれないかなー、とか、誰でもいいから気を紛らわすお酒に付き合ってくれないかなー、とか。まあ結局誰でもよくはないのだけれど。わたしを潰して舐めて、って表現が好き。案外今まで無かったよね、そのストレート。分かるしね、精神的にも物理的に潰されたいときって稀にあるし。

 

まあだいたい空振りするから、そういうときはカフェで仕事したり、入浴剤を買って帰ったりするのだけれど。

 

今年に入ってまだお酒の失敗は無いのだけど、週末は久々に飲みすぎて絶賛二日酔い。LINEを見返すと「ドラマかよ」って突っ込みたくなるようなアレコレがあって、六本木で飲んでた友人を「飲もうよ!」って渋谷まで呼び出したのに、1軒行ったら無理になってタクシーで帰ったり、とりあえず酔っ払いすみませんと謝罪。ろくな大人になってねぇな。 

 

そういえば就職活動真っ只中のときに三宮で占いをしてもらったことがあるけど、あなたは好きなことして生きてるよ!って言われた記憶。当時は「適当かよ」って思ったけど、まさにその通りに生きてるんだから怖いもんだ。

 

年末に切って以来、節制を迫られて放置していた髪をやっと切れた。明るくしたくてトーンを上げても、赤みを消したら暗く見えて結局変わり映えは無い。

 

結構エモいことを歌う若いバンドマンの歌詞に

恋をしたい 好きにしたい 誰でもいい

ってのがあるんですけど、三十路だけど「分かる」ってなるんだよね。まあ世間の三十路イメージがBBAなだけで、実際の三十路って全然若いんだけどさ。

 

都合の良い恋っていうのは小説にも音楽にもよく登場してくるのだけど、多分ここ数年でわたしがしてるのもそれなんだけど、他に言葉が無いだけで、もしくはあっても公共の電波に乗せるのは憚られるような下卑た言葉しかないだけで、恋とは全然違うんだよなー、なんて思う。

 

気まぐれで瞬間的な好きになんて責任を持てないし持とうとも思わない。ついでに持ってもらおうとも。行き当たりばったりでゆるい生活をしているから、きちんとしている友人・知人を見るとすごいなぁと思うし、失言してないか不安になるし、なんで仲良くしてくれてるんだろうなぁと不思議に思う。

 

 

そんなこんなで、あと少ししたら桜の時期になるらしい。瞳を閉じても瞼の裏には誰もいないし、だから強くもなれないけど弱くもならない。これでも少しは肩に力を入れて生きてる。服が軽くなれば、その力も少しは抜けないかしら、なんて思っている。

 

 

3月受注少ないから頑張らないとなぁ…

 

こっそり瞼の裏ひそんで

あらわれるなんて昼下がり

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最高なイベントだった。これは音楽ブログの方に書こう。VISIONの音楽イベントなら1人でも行ける気がしてきた。

 

終電で渋谷に行くなんて去年の同じVISIONのイベント以来。渋谷TSUTAYAで待ち合わせして、背の高いイケメンいるなーと思いつつエスカレーターで追い越して、TSUTAYA前で友達を待ってたらそのお兄さんが「人待ってるんですか?」っておずおずと話しかけてくれたのに、チキン発揮して「もう来るので…!」って逃げた私です。2019年最初の後悔。

 

そんなこんなで目当てのアーティストの出番がまさかの3時半から。その時間には出て朝までやってるカフェで仕事しようとしてたのに、バッチリ朝まで居ましたよ、と。

 

で、ストーリーあげてたのよねインスタで。そしたらまさかの人から反応が来て、なんかもうそれだけで心ここに在らず。

 

最近連チャンで夢に出て来て、なんでだろう、なんでかな、なんだかなぁ、って思ってたところにこういう爆弾やめてほしいなあ。

 

こういうふうに好きに遊んで暮らしていると、どうにも地に足がつかなくて困る。

 

結婚だって出産だってしたくないわけじゃないんだよ。でも優先順位を変えることがどうしてもできない。

 

旅行やウィンタースポーツなんかにとんと疎い私が、唯一趣味だと言えるものがエンタメカルチャーで、その中でここ数年は音楽がトップに君臨してるから、それを揺るがすのはどうにも難しいな、なんて思っちゃうんだよ。

 

今だって目先の悩みは仕事の締め切りと春の音楽フェスのチケット代の捻出とスケジュール調整だもの。

 

愛だの恋だの洒落てんな

地下鉄は酒の匂いとため息が

なんて素晴らしき世界

誰もがいかれてる瞬間

クリーンな僕がどうかしてるよ

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愛だの恋だの洒落てんなって、なんかいまめっちゃ分かるなぁー。洒落てんなあ。そんなことできませんよシラフじゃあ。

自分の時間と自由を愛だの恋だのと天秤にかけて、さて前者は空に近づくでしょうか。答えは今のところ否。圧倒的な独占欲や興味関心が乗っからないと空は遠い。打算や妥協なんて悪あがきで息を吹きかけてみるようなもんだ。

 

なんて朝帰りの電車で書いているわけです。2019年朝帰り4回目だな。どれも終電逃して朝まで飲んでただけだけど。週1朝帰りとかどんだけ飲んでるんですかってね。

 

2018年の末から2019年の今、まあ約1ヶ月経ってなんだかネタがちまちま増えてるのだけれども、どれもこれも傾かなくて困っている。自分がふわふわしているのがいけないな。とはいえ1人で自由に動ける生活を自分でしているわけなので、ふらふらふわふわしたいのよ。  

 

夏に浮かれていたあれこれはどこに行ったのだろうかなあ。なんだか遠い昔の出来事のようだ。

 2019年早くも1ヶ月が終わるけど、そのほとんど部屋が荒れてて生活もダラダラだった。おかげて2月頭の締め切りまでなかなかハードワークが続く。

あの日に恋をしてたディスプレイ

ありのまま生きれたらなんてこと言っても

いつのまにか始まって終わるんだ

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好きな映画館で見逃した映画祭をやっているのだけれども、日時が細かすぎて結局見逃し続けてしまう。でも来週も観たい映画があって、なんだか2018年あまり観てなかった反動がきている。 

 

もらってる仕事の単価が少し上がって、年末滞ってた案件もようよう動き出しそうで、とりあえず一安心な年始。相変わらず締め切りギリギリ前にならないと動けなくて、月に2,3回は徹夜染みたことをしてしまっている。

 

11月、12月と節制してた反動で、馬鹿みたいに買い物をしてしまった1月。引っ越ししたいとか言いつつ、目の前の欲望に負けるのはどうしたらいいんだろう。きちんとKPIを設けなきゃいけないか。具体的な数字出さなきゃダメか。

 

2019年に入ってから、脳みそに新しいものが色々ブッ込まれてる。色々というか音楽だけなのだけど。行くライブに出るアーティストのプレイリストを作ってシャッフルしているうちに、これいいなアレいいな、って。

 

映画に音楽に、スタートダッシュ切り過ぎてる気がするけど、浅草寺のおみくじは凶だった。あそこは辛口らしいけど。

 

帰省は相変わらずつまらなかった。

帰った足で友人に会い、実家に帰ってからは足が無いからひたすら引きこもっていた。そこで仕事を片付ければいいものの、なにをしていたんだろう。 

 

久しぶりに関西に行きたいなと思いつつ、行ったところでやりたいことは思い出を巡ることくらい。昔を懐かしむことは悪いことじゃないけれど、昔を惜しむのはダメだよな、なんて思いながら、そういえばしんどいときは斉藤和義の「幸福な朝食 退屈な夕食」を聴いていたな、なんてことを思い出す。

 

今歩いているこの道が

いつか懐かしくなればいい

今歩いているこの道は

いつか懐かしくなるだろう

 

 

いつか懐かしくなる日を待って待って。

だから私は昔を懐かしむ日が好きなのだ。

 

 

とはいえ、20代はあと10ヶ月。

何を為そうか。

 

 

thanks for comming! see you.