ペトリコール - forget me not -

雨上がりの匂いと勿忘草

わたしたちはいつでもハッピーエンドを待ってるの

備忘録、家族との確執をやっと捨てられそうだと感じた話

あまり占いとかを信じていない人生なのだけど、知人の話を聞くとあまりにもその人の本質を言い当てているものだから気になって、紹介してもらった占い師さんのところへ訪れてみた。

片道1時間以上かけて、向かった先は鎌倉。

結論、久しぶりというかいつぶりか分からないくらいに人前で泣いてしまった。

ああ、わたし苦しかったんだな。

生年月日からなにやら数字を出して、まずは自分がどんな人間なのかを教えてくれた。


あの世とこの世、この世はあの世へいくための修行だそうで、9割の人は修行だけど1割の人は苦行らしい。

わたしは修行だったのだけど、その中でも周波数があるらしい。

7割の人は一般的なもの。
1割は仙人の周波数で、これは物事に没頭したりすることから専門家気質の人が多いらしい。
残り2割が神様周波数。もともと聖職者だった人や、戦争などで大量虐殺をした人や自殺(自ら命を断つことは1番罪が重いらしい…)した人がこれにあたるらしい。

わたしはなんと神様周波数。

周りと周波数が違うから、浮世離れしてるというか、合わないことも多々あると言われハラオチ。


昔結婚に失敗してるらしく、とにかく自由でいたい、という思いがはちゃめちゃに強いらしい。

…めっちゃ当たってる。集団行動苦手だし束縛も無理だしとにかく恋愛体質じゃなさすぎる。

厳しい家庭で育ってるから自立心が強すぎて、甘えるのが苦手というか甘えてはいけないと思ってるね、と言われて涙腺がゆるんだ。


なぜわたしが占いに行ったのかというと、満を持して会社員に戻ったのに、会社の都合でまた4月からフリーランスに戻ってしまうのだ。

会社員になった経緯も伝えた上で、会社員として生きるべきかフリーランスになるべきかを聞いてみたい。

2/4から新しい年が始まっているらしく、これまでの数年は準備期間で、いまやっと充電が100%になったところ。ここからは新しくなにかが始まっていく開運期に入る、と序盤で説明してもらっていたのだけど、あわせてタロットもやってくれた。

結論、フリーランスで大丈夫だ、と。

それだけで安心して、肩の荷が降りた。お金もあとからついてくる、困らないよ、と。


家族や信頼できる人たちによって成長していくよ、関わり方が大事だよと言われたので、家族のことを聞いてみた。


甘えるのが苦手で、友達はたくさんいるかもしれないけど信頼できる人ってとても少ないんです、と。  

両親と兄の生年月日を伝えると、同じようにいろんな数字を出して「修行」「苦行」「周波数」を見てくれた。


…父が苦行だった。


もうそれを聞いただけで爆笑したし、だからなのね、と思った。

あの人はあの人で、そういう元に生まれてしまったのだな、と。

よかれと思って人にあれこれ高圧的になってしまって、その結果人が離れたりして、でも自分はいいことを伝えてると思ってるから「なぜなんだろう」となるらしい。

これは一言も伝えてなかったのだけど、兄と父が結構すごい仲違いをしたようで、それはわたしも帰省した時に初めて聞いた話だった。

兄も我慢強くて、積もり積もってそうなってしまったのだろうけど、実家にすら寄りつかないレベルで絶縁に近い感じらしい。

でも父はそんなに大事だと思っていないというか分かっていないようだ。

これはもうどうしようもないらしい。


母は極端すぎる人で、言動と行動がちぐはぐだったり、それは違う人格の自分もいるのにそれを隠してしまっているからそうなるらしい。

…これもめちゃくちゃそうだな、と思った。

昔からヒステリックなところがあって、今も昔もどこかしっくりきていなさそうな人だったから、

そこにも苦行中の父が関連していて、母の隠れた人格を見ようともしないから、余計隠れてしまうんだそうだ。

そして兄の話。

わたしにとって兄はめちゃくちゃとんでもなく特別な人で、家族の中で唯一信頼している。唯一家族だと思っている。


父の高圧さや母のヒステリックから、そして家庭の歪みのとある原因からもいつもわたしを守ってくれた。

兄がいなかったらわたしはきっと東京にいないし、人生を恨んで恨んで腐って生きただろうと思う。


わたしの知らないところでわたしをフォローして、庇って、そのぶん自分が苦しくなるのにわたしを実家から逃がしてくれた。

お兄さんすごくあなたを守ってるね、と言われてその話をしたら、前世では親子だったと思うよ、と言われた。

親子だったときにわたしを縛って、わたしが望む道ではなく自分の望む道に無理やり進ませてしまったから、そのカルマを今果たしているのだ、と。

わたしが自由に生きていけるように、自分を犠牲にしてわたしを守って逃してくれたんだと。


もうそこで涙腺崩壊。

そうだったんだ、と。守られていることも逃してくれたことも、なんとなく分かっていたけれど、それを第三者に言われると本当に本当に泣けてきて。


本当に愛してくれているよ、と。

わたしはもう自由になったから、兄がこれから自分の人生を生きていってくれたら嬉しい、と言うと


父と疎遠になったことで開き直っていくから大丈夫ですよ、と言ってくれた。
言葉を交わさなくても伝わってるよ、と。


もうつきものが落ちたように肩が軽くなって、


人を好きにならない自分を薄情かもしれないと思っていたし、自分勝手に生きすぎていて不安になると言ったら、

自由に生きることがあなたの今世だから、と言われて


もうそれだけで知りたいことも無くなった。


占いはエンタメだと思っていたけれど、
前回の記事で書いた幼馴染の愛も含めて、

生年月日というか自分が生まれた時というのはとても重要で、自分を知って生きやすくなるには、紐解いてもらうことが大切なのだな、と思った。


思い出しても泣いてしまいそう。

家族と距離をとっていい、準備期間を経てこれから新しい道を進むから、家族に引っ張られるようなことはしなくていい、と。


1人で自分勝手に生きていい、と肯定されることが
こんなにも嬉しいことだと思わなかった。


苦行の父に巻き込まれたようなところがあるわたしの家族。

苦しかった。認められないこと、求める愛を与えられなかったこと、いらない愛を押し付けられたこと、ほんとうにほんとうに苦しかった。

疎遠になっていいんだ。

やっとわたしはわたしを生きていけそうだ。

thanks for comming! see you.